では、なぜ、「まるい種子」しかあらわれないのでしょうか?
形質(遺伝子)をアルファベットで表します。.
優性の形質をもつ遺伝子(ここではまる)を大文字(ここではA)で、.
劣性の形質をもつ遺伝子(ここではしわ)を小文字(ここではa).
で表します。.
すると、「代々まるい種子」は「AA」、
「代々しわの種子」は「aa」となります。.
図のように、子はそれぞれの親から、.遺伝子を一つずつ、.
遺伝子を受け取ります。したがって、子はすべて「Aa」となります。..
このとき、「A(まる)」が、「a(しわ)」に対して「優性」なので、
優性の法則より、子の「Aa」は、すべて「まる」の形質となります。.